エアーズシー証券のメルマガ 2026年6月8日号

1.マーケットのこと(今回の視点)
海外ヘッジファンドが動き出す
「日本復活トレード」の正体
~世界のマクロ投資家が注目する「日本マネー回帰」の可能性~
【今回のポイント】
✓ ドル円160円より重要なのは「円高転換シナリオ」
✓ ヘッジファンドが見ているのは金利差ではなく資金の流れ
✓ キャリートレード解消は円買いにつながる可能性がある
✓ 日本の長期金利上昇は「日本マネー回帰」の引き金になり得る
✓ 私たちはこの変化を「日本復活トレード」と考えている
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1.マーケットのこと(本日の視点)
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皆さま
もし今月の日銀会合が、日本経済の未来を変える転換点になるとしたら――。
6月16日の日銀金融政策決定会合。
そして翌17日の米FOMC。
世界中の投資家が、この2日間に注目しています。
市場のコンセンサスは、
「日銀据え置き」
「FRB据え置き」
です。
しかし、海外の大手ヘッジファンドやマクロ投資家は、すでにその先を見始めています。
彼らが注目しているのは、
0.25%の利上げではなく、日本の金融政策正常化そのもの
です。
つまり、
「デフレ」
「ゼロ金利」
「円安依存」
という30年以上続いた日本経済の大前提が変わろうとしているのです。
現在、日銀の政策金利は0.50%。
一方、FRBのFF金利誘導目標レンジは4.25%~4.50%です。
依然として大きな日米金利差が存在し、それが円安の背景となってきました。
私自身は今回の日銀会合について、
据え置き70%
利上げ30%
程度と見ています。
ただし、
コアCPIの高止まり
コメ価格・食品価格の上昇
サービス価格の上昇
を考えると、日銀内部では金融政策正常化に向けた議論が着実に進んでいる可能性があります。
私が現時点で最も可能性が高いと考えるシナリオは、
日銀は据え置きながら7月利上げを示唆する。
FRBは据え置きながらタカ派姿勢を維持する。
というものです。
そして市場にとって重要なのは、
ドル円160円ではなく、ドル円140円台への回帰シナリオ
かもしれません。
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ヘッジファンドは何を見ているのか
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■結論
ヘッジファンドが見ているのは金利差ではなく資金の流れです。
世界のマクロ投資家が注目するのは、
「これから資金がどこへ向かうのか」
です。
これまで世界の王道トレードは、
低金利の円で資金を借り、
高金利の米国債や海外資産へ投資する
キャリートレード
でした。
しかし、
日銀が0.75%
1.00%
1.25%
へと利上げを続ける可能性が見え始めると、
円を借りるメリットは徐々に低下します。
その結果、
円ショートの巻き戻し
キャリートレードの解消
円買いへの転換
が起きる可能性があります。
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「日本マネー回帰」が起きるのか
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■結論
日本の長期金利上昇は、日本マネー回帰の引き金になる可能性があります。
さらに重要なのが日本の長期金利です。
日本の10年国債利回りは既に2%を超える水準まで上昇しています。
もし今後、3%に近づくような展開になれば、
日本の機関投資家にとって、
米国債
欧州債
外国REIT
を保有し続ける魅力は相対的に低下します。
その結果、
海外へ流れていた日本資金が国内へ戻り始める可能性があります。
その先にあるのが、
「日本マネー回帰」
というシナリオです。
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海外投資家は日本をどう見ているのか
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■結論
海外投資家は日本株そのものより、「日本の構造変化」に注目しています。
世界の大手マクロファンドは、金融政策の変化がもたらす資金移動を分析しています。
もし日銀が、
・利上げ継続
・国債買入れ縮小
・賃金上昇の定着
を示すならば、
海外投資家は、
円ロング
銀行株買い
内需関連株への注目
を強める可能性があります。
重要なのは、
彼らが見ているのは短期の値動きではなく、日本経済の構造変化そのもの
だという点です。
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日本のゲームチェンジは始まるのか
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■結論
私は、この変化を「日本復活トレード」と考えています。
もちろん、日本には大きな政府債務という課題があります。
そのため、日銀がFRBのように政策金利を3%や4%まで引き上げる可能性は高くないでしょう。
しかし重要なのは、
水準ではなく方向性
です。
市場がまだ
「政策金利はせいぜい1%程度」
と考えている中で、
もしインフレ定着と賃金上昇が続き、
政策金利1.5%~2.0%という議論が現実味を帯び始めたら、
海外投資家にとって日本は全く異なる投資対象になるかもしれません。
私たちは、この変化を
『日本復活トレード』
と捉えています。
2.当社のこと
■結論
当社は「日本のゲームチェンジ」に投資する2本の日本株ファンドを採用しています。
当社では、この大きな構造変化を見据え、日本株で運用する2本のファンドを採用しています。
1本は日本人ポートフォリオマネージャーが運用するファンド。
もう1本は米国人ポートフォリオマネージャーが運用するファンドです。
運用スタイルは異なりますが、
両ファンドに共通しているのは、
「今後の日本に大きな構造変化が起こる」
という投資哲学です。
企業ガバナンス改革。
賃金上昇。
設備投資の拡大。
金融政策の正常化。
日本を取り巻く環境は着実に変化しています。
当社は、この変化を長期的な投資機会として評価し、高い確信を持って両ファンドを採用しました。
昨年は高い運用成果を上げ、今年も堅調な運用を継続しています。
また、新規資金の流入も継続しています。
日本の金融政策が変わる。
円の見方が変わる。
海外投資家の日本株への評価が変わる。
その転換点において、
どの企業が恩恵を受けるのか。
どのような投資戦略が有効なのか。
ご関心のある方は、ぜひ当社までお問い合わせください。
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ドル円160円を狙う時代は終わった。
次に始まるのは、
「日本復活トレード」かもしれません。
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