ヘッジおじさんのつぶやき提言

ブログを読まれる前に

このブログはファイナンシャルアドバイザーの立場から投資家の皆様のためにつぶやくことが原則として始めました。もう半年以上が経ちました。皆様のお役に立てているか。振り返ることがあります。是非、ご感想を頂ければ幸いです。暑すぎた夏も終わり、天高く馬肥ゆる秋。自分の大切なお金の運用をもう一度考えて見ましょう。おいしいコーヒーを横において見て頂ければ幸いです。

FPではなく、
金融アドバイザー(FA)を目指そう 
~エアーズシー証券が
目指す金融アドバイザーの理想像~

 

人生における3人の友人

米国では、「人生において3人の友人を持て」と言われております。米国の社会構造をよく表わしている言葉です。まず、一人目は医師です。自分の健康リスクです。風邪くらいで米国人は病院にはかかりません。治療費が高いからです。オバマ元大統領は日本の健康保険制度のような仕組みの導入を目指しましたが、実現しませんでした。逆に、お金さえあれば先端医療は自由に受けられます。また、移植手術もあまり待たずに受けられます。

3人の友人は、医師、弁護士と…

二人目は弁護士です。これは、米国社会が契約社会であり、訴訟社会だからです。大谷翔平選手の元通訳だったM氏は司法取引で減刑されたようですが、優秀な弁護士が友人にいれば、費用もかかりますが、訴訟リスクは防げます。
 
三人目は、金融アドバイザーです。上の2例で気付かれたように、お金があれば快適な生活が送れるということです。年金でさえ自分で運用する国です。お金の増やし方は知っておきたいと考えます。 

日本人はお金に無頓着?

おじさんの考えでは、「何故、日本人は現金を家に置いておくことのリスクを考えないのか」と思います。

昔、某証券の名古屋支店勤務の時のこと。お屋敷のような家に訪問した時、輪ゴムで止められた1万円札の束が、ピラミッド型に積まれていました。ビックリして、「1ヶ月でいいから、中国ファンド(新人に販売目標がありました。当時は1年間で1億円を集める)に預けてください」と頭を下げたら、奥さんが笑って、「持って帰れないでしょ」と言ったのを鮮明に覚えています。しばらく、金庫に入れておいて銀行員に車で取りに来てもらうとの事でした。

その時は、何で億のお金が、テーブルの上に置いてあったのか、理解できませんでしたが、後で仕事を聞いてみると合点がいきました。東海地区でパチンコ店などの遊戯場を経営しており、お店を閉めた後の売上全部を一度自宅に持ち返っていたわけです。お店は今のように警備会社が常駐しているわけではなく、夜が遅いため銀行は締まっており、各お店から集まると、億の単位になるわけです。使い古されたお金は迫力がありました。今では、そんなリスクを負えません。電子マネーのパチンコ台があるかどうかわかりませんが、現金を持つと危ない時代です。

3人うち、誰を最初に

米国の3人の友人は、人生のリスクを回避するための信頼置ける友人ということです。でも、この3人の中で誰が一番大切でしょうか?人それぞれ価値観の違いはあります。

この3人の存在意義はリスク回避です。その為には、定期的かつ必要と判断した時にコンサルティングを実施する必要があります。コンサルティングの内容はそのリスクを低減又は回避しつつ持続的成長を確実にすることにあります。しかし、複雑な現代社会ではなかなか確実というわけにはいきません。 

未来のことは絶対に分からないのです。 

がん遺伝子検査で、可能性があると言われて切除した米国の女優がいますが、医師がコンサルティングしてリスクが高いのなら切除するという提案をしたのであれば、その信頼関係は素晴らしいと思います。  

それは金融FAです

人生を快適に送る目的であれば、それは金融アドバイザーでしょう。医師も弁護士もお金さえあれば何とかなります。

金融アドバイザーの存在意義は、クライアントの財産を減らさないことです。市場で運用している時は、市場経済が好調であれば、仕事は難しくありません。しかし、経済ショックはいつ起こるかわかりません。経済モデルでは景気循環の山や谷を経済指標で確認しながら、政策金利動向を注視して対応できるでしょう。


しかし、現代社会はそう簡単に予測は出来ません。常に、クライアントの資産がゼロになってしまうリスクを念頭に置いておかなければならない。 このリスクは前触れなくやってきます。クライシスと呼ばれる社会現象。ゼロにはならないが、資産が半分になるリスクもあります。
 
諸々のリスクを想定しながらそれらを低減させ、安定的なリターンを将来にわたって獲得していく作業を実行するが金融アドバイザーです。 「短期で、3割儲けました」は自慢にはならないのです。「30年、40年、次世代まで年率平均8%で資産を運用しました」という方が、自慢できるのです。おじさんから見れば、レジェンドです。長期戦で運用資産を減らさずに大勝ちしなくても7割以上の勝率で維持できることが、ノウハウです。金融アドバイザーの評価は、現在までクライアントにどれだけ儲けさせたか、で決めるべきです。決して、会社名だけで選ばないでください。 プロは実績です。