相場が荒れるときこそヘッジファンドを
今こそヘッジファンドの出番です
このところ当社の名前を騙った投資詐欺や、ヘッジファンドの特許を取得したことについての記事が中心となっていましたが、今回はヘッジファンド投資について書かせて頂きます。トランプ大統領による相互関税のニュースが全世界の株式市場に衝撃を与えました。『相互関税』は、簡単に言うと米国の貿易相手国の関税の度合いに応じて追加関税を課すものです。「相互」というくらいですから、新たに関税をかけられた相手国が『報復関税』で対抗する場合もあります。現に中国とは報復関税の応酬となっています。
日本は相互関税の対象外になるのではという楽観的な見通しもありましたが、「コメに700%」、「牛肉に39%」、「乳製品に40%」という関税率を根拠に追加関税で24%が課されることになりました。世界的に貿易が縮小して企業の売上が減少、輸入品価格の上昇で物価も上がる懸念から、日経平均やS&P500など、世界の株式市場で株価が大きく値を下げました。その後、トランプ大統領は相互関税の引き上げを90日間凍結すると発表して、米国株価は上昇しています。
世界的に株価が右肩上がりで推移しているときは、“全世界株式”のような投資信託を買っていれば利益を上げることができました。現在のように相場が荒れているときは、「値下がりを心配して売れば株価が戻り、そろそろ底値かと思って買ったらまた急落」なんてこともあります。
安値で買って高値で売るのが、投資の基本ですが、相場の上昇局面と下落局面の両方で損を出す『往復ビンタ』なんてケースもあります。株式投資において、短期売買で利益を上げるのはリスクが高く、極めて難しいと言わねばなりません。では、どうすればよいのでしょうか。こうした時こそ、相場が上がっても、下がっても絶対収益を追求する市場中立型のヘッジファンドの出番というわけです。
市場中立型のヘッジファンドは、株価全体の上げ下げに賭けることはしません。簡単に言うと、理論値と比べて株価が下がりすぎている株を買い、株価が上がりすぎている株を売ります。いわゆる裁定取引(アービトラージ)を行い、確実な利益を積み上げます。今回の相互関税では、為替相場も大きく変動していますから、為替リスクに関しても市場中立型のヘッジファンドもよいかと思います。
“市場中立型のヘッジファンド”については、こちらのリンクをご覧ください!
動画でヘッジファンドを解説しています!

このブログでは、上にリンクを貼った記事のようにヘッジファンドの運用についての説明を行っています。しかしながら、文章だけだとイメージがつかみにくくなってしまいます。ヘッジファンドについて説明するこのブログでは、どうしてもマーケット関連の専門用語を使わなければならない場合も多くあって、内容的に少し難しいかもしれません。そこで、エアーズシー証券は、ヘッジファンドについてわかりやすく解説する動画を公開しています。
動画のタイトルは、【株式会社シェアティブ蕪木様との「ヘッジファンド対談」1】となっていて、15分くらいの対談形式で運用初心者の方にもわかりやすく解説しています。株式会社シェアティブの蕪木 証券コンサルティング事業部長が聞き手になって、当社の池畑 金融商品開発部長が質問に答える形で皆様が疑問に思うような点に答えています。
「ヘッジファンドとは何か」、「ヘッジファンドには、安定した運用をしているものもある」など、この動画を見れば、ヘッジファンドの優れた点をご理解頂けるのではないかと思います。動画によるヘッジファンドの説明は、これからも継続していく予定です。
この動画で使用しているパワーポイントの資料など、ヘッジファンドに関心をお持ちの方は、是非とも資料請求のご連絡を頂けますと幸いです。
【「ヘッジファンド対談」1】動画は、こちら
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